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Dubarry フットウェア修理 サービス

修理にあたり、はじめにお読みください

・加水分解とは?

旧モデルに多く見られた現象で、ソール内部(ミッドソール)が湿気や経年劣化によりポロポロと崩れてしまう状態です。

・ 現行モデルでは大幅に改善

現行モデルでは EVA(軽量・耐久素材)を配合した新構造となり、
加水分解が起きにくいソールへとアップデートされています。


 

■メニュー

 

1.ソールが加水分解している場合

■ 対応:オールソール交換

ミッドソールが加水分解している場合は、部分修理では対応できず、
全面交換(オールソール交換)となります。

● 修理料金

22,000円(税込)

● 特徴

  • 旧モデルで多く見られる加水分解にも対応

  • 2025年12月より、ゴアテックスに穴を開けずに交換する貴重な工法を採用
    →防水性を損なわずにソール交換可能に

  • 在庫があればDubarry社純正のアウトソールにすることも可能

2. ミッドソールが加水分解していない場合

ミッドソールに問題がなければ、以下の修理やカスタムが可能です。

■ 2-1. かかとのすり減り修理(トップリフト交換)

かかとの摩耗だけであれば、部分交換が可能です。

● 料金

状態により異なりますので、
写真をご送付いただき、個別にお見積りいたします。

● 修理可否の判断

  • ミッドソールが健全 → 修理可能

  • ひび割れ・沈み込みなど劣化が大きい → オールソール交換をご案内


■ 2-2. 雪国対応ソール(アイスバーン対応)への交換

ミッドソールが劣化していなければ、
アイスバーン用のソールなど、雪国向け仕様へソール交換することも可能です。

● 対応内容

  • 雪道・凍結路に強いグリップ力の高いソールに張り替え

  • 購入時のカスタムにも対応可能

● 料金

ソール種類・状態により異なるため、
ご相談の上、お見積りを提示いたします。


修理に関するご注意

  • 修理可否は現物の状態を確認して判断いたします

  • 加水分解の進行が激しい場合、修理不可となることがあります

  • 海外購入品(並行輸入品)は原則修理対応外です

  • 作業過程で新品同等の外観には戻らない場合がございます


■修理の流れ

  1. 下記依頼フォームよりお問い合わせ(写真添付を推奨)

  2. 状態を確認 → 修理可否・費用をご案内

  3. 当社へ商品をご発送いただき、工房にて修理(弊社へ送付時の送料はお客様負担)

  4. 修理完了後、ご返送

納期:30~45日(シーズンにより多少お時間を頂く事がございます)

修理代金のお支払いはこちらからお手続きください。

▼修理依頼フォーム▼



    ■ ゴアテックスに穴を開けずに修理する特殊工法について

    デュバリーのブーツ内部には、防水性能の要である GORE-TEX(ゴアテックス)フィルムが組み込まれています。
    このフィルムに一度でも針穴が空くと、そこから水が浸入する可能性があり、防水性が損なわれます。


    ● 一般的な修理との違い

    通常の靴修理ではソール交換の際に

    • ライニングの縫い直し

    • ソール固定の工程
      などで内部のフィルムに触れてしまい、針穴が開くリスクが高くなります

    そのため多くの修理店では、
    「修理はできるが防水性は保証できない」
    というのが一般的です。


    ■ デュバリー提携工房の特殊工法

    当社が依頼している専門工房では、
    ゴアテックス層に一切穴を開けずにソールを交換できる工法を確立しています。

    ● この工法が可能にすること

    • ゴアテックス層に触れず、防水性を最大限維持したまま修理できる

    • 内部構造を壊さず外側から組み直すため、加水分解が起きた旧モデルにも対応

    • 専門技術が必要で、日本国内でも対応可能な工房はごくわずか

    このため、
    「ゴアテックスの防水性能を失わずにソール交換できる」
    という点は非常に希少価値が高い修理方法と言えます。


    ■ デメリット(必ずお伝えしたい点)

    この特殊工法はゴアテックスを守ることを最優先にするため、
    一般的な工法と比べて仕上がりの見た目が変わる場合があります。

    ● 見た目が変わる理由

    • 外側から分解し、縫合用のレザーシートをあてて組み直す構造のため

    • ソールの接合ラインや厚み、ソール幅に違いが出ることがある

    • 工程上、純正アウトソールと完全に同一のシルエットにはならない場合がある

    ※防水性を守るための仕様であり、機能性には問題ありません。


    ■ 修理できる条件

    以下を満たしている場合、ゴアテックスを生かした修理が可能です。

    • ゴアテックスフィルムに破れや穴が無いこと

    • 内部ライニングが大きく損傷していないこと

    • アッパー(革部分)が破れていないこと