Dubarryのソールの 加水分解 について
加水分解とは
加水分解とは、水分や空気中の湿気を含むことで、ウレタンなどの素材が分解し、ボロボロと崩れてしまう状態のことを指します。
濡れたまま放置したり、十分に乾燥させない状態が続くことで、この劣化はより早く進行します。
Dubarryのソール構造について
Dubarryのブーツには、ミッドソールにポリウレタンを使用した
NonSlip・NonMarking Outsole(ノンスリップ・ノンマーキング アウトソール)を採用しています。
このソールは、Dubarry最大の特長である高い防水性と優れたクッション性・グリップ力を最優先に設計された、非常に機能性の高いソールです。
ウレタンソールと加水分解の関係
一方で、ポリウレタン素材はその特性上、
この現象はDubarryに限ったものではなく、ウレタンソールを使用した靴全般、特にスニーカーなどでも多く見られるものです。
そのためDubarryでは、2010年代以降のモデルから改良を重ね、ミッドソールにEVA素材を配合することで、従来よりも加水分解が起こりにくい構造へと進化させています。
つまり、昔のモデルに比べ、現在のソールは耐久性が向上しているという点も、大きな特徴です。
使用頻度や保管環境によっては、加水分解が起こりやすい素材でもあります。
日本の気候と保管環境の影響
加水分解は、濡れた状態での使用や保管だけが原因ではありません。
日本は欧米と比べて非常に湿度が高い環境であるため、
保管状態には個体差がありますが、一般的に3~5年ほどで加水分解が始まると言われています。
- 長期間履かずに保管している
- 風通しのない場所で
- 箱に入れたまま保管している
といった状況でも、空気中の湿気を吸収することで加水分解が進みやすくなります。
劣化を遅らせるために大切なこと
ウレタン素材の特性上、加水分解そのものを完全に防ぐことはできません。
しかし、日々の扱い方によって劣化の進行を大きく遅らせることは可能です。
以下の2点を意識していただくだけで、ソールの寿命は大きく変わってきます。
-
高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管すること
-
長期間しまい込まず、定期的に履くこと
適度に履き、しっかり乾燥させることが、
Dubarryのブーツを長く快適にお使いいただくための大切なポイントです。
1. 高温多湿を避けて保管する
2. ずっと保管せずに適度に履くこと
ソールの修理について
Dubarry社では、2004年頃までソールとミッドソールを縫い上げるステッチ工法を採用していました。
2004年以降は、完全な防水性を実現するため、ウレタン素材を用いた射出成型工法へと切り替えられています。
この射出成型工法は、100%の防水性と高いクッション性を実現するために不可欠な技術であり、
この革新によってDubarryの品質と機能性は大きく向上し、高い評価を受けるようになりました。
一方で、この工法の特性上、ソール修理において防水性を完全に担保することが難しいという側面もあります。
近年、Dubarry Japanでは防水性をできる限り損なわずに行う修理方法が可能となりましたが、
修理はすべての状態に対して確実に行えるものではなく、仕上がりの見た目が大きく変わる場合もございます。
そのため、修理はあくまで一つの選択肢であり、
最も重要なのは、加水分解を起こさせないための日常的なケアと保管環境の管理です。
適切なお手入れと使用方法を心掛けていただくことで、
ソールの劣化を大きく遅らせ、Dubarryのブーツをより長くご愛用いただくことが可能となります。
▶ 修理についての詳細は、修理についてのページをご確認ください。
お申し込み
こちらの修理についてのページをよくお読みいただいた上、修理依頼フォームよりご依頼ください。
Dubarry日本総代理店 株式会社フォーチュンにて承ります。
上記以外にご不明な点などございましたら、Dubarry Japan / ㈱フォーチュンまで、メール info@fortune-sports.jpにてご連絡下さい。
